お金のことを考えるほど動けなくなった話

子どもが生まれてから、
お金のことを考える時間が増えました。

保険、貯金、積立NISA、教育費、住宅ローン。
調べれば調べるほど、「考えなきゃいけないこと」だけが増えていきます。

不安をなくしたくて情報を探しているはずなのに、
なぜか前より動けなくなっている。

「何から手をつければいいのか分からない」
そんな状態が、ずっと続いていました。

当時の僕は、
周りと比べて特別にお金に困っていたわけではありません。

毎月の生活は回っている。
収入も大きくは変わっていない。
貯金も、ゼロではない。

それでも、
「このままで本当に大丈夫なのか」という感覚だけが、
頭の中に残り続けていました。

SNSやブログを見ると、

  • 「早く始めないと損」
  • 「今すぐ見直すべき」
  • 「やらないのはリスク」

そんな言葉ばかりが目に入ります。

焦りだけが積み重なって、
結局、何も決められない。

一番しんどかったのは、
“行動していない自分”を、自分で責めてしまうことでした。

最初は、軽い気持ちでした。

「とりあえず調べてみよう」
「知ってから決めよう」

そう思って情報を集め始めたはずなのに、
いつの間にか、

  • どれが正解なのか分からない
  • 間違えたら取り返しがつかない気がする
  • 今決める必要があるのかも分からない

そんな状態になっていました。

選択肢が増えるほど、
「決めない理由」も増えていく。

気づけば、
何も決めていない時間だけが過ぎていました。

あるとき、
「そもそも、何が一番不安なんだろう」と考えました。

お金が足りなくなること?
将来が見えないこと?
それとも、間違った選択をすること?

しばらく考えて、
一番近かったのはこれでした。

「判断できない状態が、ずっと続くこと」

お金の不安そのものより、
“考え続けているのに前に進めない状態”が、
一番ストレスになっていたんだと思います。

そこから、考え方を少しだけ変えました。

  • すべてを一度に決めなくてもいい
  • 完璧な正解を選ばなくてもいい
  • 後から変えられる余地があるなら、それでいい

そう思えるようになっただけで、
不思議と気持ちが軽くなりました。

「今の自分が、判断できる範囲で考える」
それだけでいいのかもしれない。

そう感じたのが、最初の一歩でした。

今でも、
お金の不安が完全になくなったわけではありません。

将来のことは分からないし、
子どもにどれくらいお金がかかるのかも、正確には見えません。

でも、

  • 何に迷っているのか
  • なぜ動けなくなっているのか
  • どこまで考えれば十分なのか

それが少し分かるようになっただけで、
不安の「重さ」は確実に変わりました。

もし今、
「何から始めればいいのか分からない」と感じているなら、
無理に答えを出さなくても大丈夫だと思います。

判断できない自分を責めるより、
まずはその状態を認める。

それだけでも、
次に進む準備になるはずです。

この頃の僕は
「なぜ不安なのか」を
うまく言葉にできませんでした。

その理由は
次の記事で整理しています。

30代で子どもが生まれてから
お金の不安が消えなかった理由

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