マネーフォワード MEを使い始めて、約4年になります。
今も使い続けています。
我が家が使い始めた目的は、「家計簿を楽につけたい」からではありませんでした。
毎月、そして年間で、実際にいくら使っているのかを抜け漏れなく把握したかったからです。
それまでは、クレジットカードの明細を確認する程度。
一部は現金も使っていたため、家計全体でいくら使っているのかを正確には把握できていませんでした。
そこで我が家では、現金払いをやめ、支払いをクレジットカードに集約。
そのカードをマネーフォワード MEに連携しました。
約4年使った今も、基本的な仕組みは変わっていません。
ただし、すべてをマネーフォワード MEだけで管理しているわけでもありません。
現在は、
支出を集める・分類する → マネーフォワード ME
実績を残す → Excel
将来のお金を考える → ライフプラン
と役割を分けています。
この記事では、約4年間使って分かったことと、今も実際に続けている家計管理の方法を書きます。
使い始める前は、家計の支出を正確に把握していなかった
マネーフォワード MEを使う前も、まったく支出を確認していなかったわけではありません。
クレジットカードの明細は見ていました。
ただ、
「今月はこのくらい使ったな」
と確認する程度です。
しかも、一部の支払いには現金を使っていました。
カード明細に残る支出。
現金で払って記録に残らない支出。
これらが混在していたので、家計全体の支出を正確には把握できていませんでした。
夫婦それぞれがクレジットカードを持っているため、2人分のカード明細を毎月確認して、一つずつExcelへ入力していく方法も現実的ではありません。
カード明細を見ても、その支払いを自分の家計では「食費」「日用品」など、どの費目に分類するのか分からない場合もあります。
そこで、家計簿のつけ方そのものを変えました。
現金払いをゼロにして、支払いをカードへ集約した
我が家が最初にやったのは、家計簿へ細かく入力することではありません。
すべての支払いをクレジットカードに集約することでした。
現金払いはゼロにしました。
そして、使っているカードをマネーフォワード MEへ連携しました。
私が重視したのは、入力を楽にすること以上に、
支出そのものが記録から抜け落ちにくい状態を作ること
でした。
現金を使えば、自分で記録しない限り支出が抜ける可能性があります。
カードに集約して連携しておけば、その手間をかなり減らせます。
もちろん、これは我が家の方法です。
現金を使う必要がある人まで、現金払いをゼロにする必要はないと思います。
ただ、私の場合は「抜け漏れなく年間支出を把握する」という目的があったため、この方法が合っていました。
家計簿への入力が続かず、自動化するまでの経緯はこちらの記事で詳しく書いています。
最初は費目の分類を自分用に整えた
マネーフォワード MEにカードを連携すれば、最初から何もしなくていいわけではありませんでした。
使い始めた頃は、費目の分類をそれなりに修正しました。
ただし、これは「マネーフォワード MEの分類が間違っている」というより、
自分がその支出をどう管理したいか
という問題です。
同じ支出でも、人によって「食費」として管理したい場合もあれば、別の費目にしたい場合もあります。
そのため最初のうちは、Excelへ転記する前に一覧を確認し、自分の家計に合うよう分類を整えていました。
ただ、この作業がずっと続いたわけではありません。
一度設定すると、その後の同じような支出は希望する分類に入るようになりました。
約4年使った今では、導入当初ほど分類に手間はかかっていません。
最初に少し整えてしまえば、その後はかなり楽になったというのが実感です。
毎日家計簿を見る使い方はしていない
私はマネーフォワード MEを毎日開いて、
「今日は何円使った」
「今月の食費はあと何円」
と細かく確認しているわけではありません。
現在は、基本的に自動で支出を記録してもらっています。
そして、約2か月に1回まとめて確認します。
そのときExcelへ残すのも、すべての決済履歴ではありません。
たとえば、
- 食費
- 日用品
- 光熱費
など、費目ごとの月額です。
「○月○日に、○○店で○円使った」という明細までExcelへ転記することはしていません。
そこまで管理する必要性を感じていないからです。
家計判断に必要なのは、
我が家が毎月、何に、どれくらい使っているのか
という実績です。
現在は、この確認とExcelへの転記、家計の振り返りまで含めて、1回およそ30分です。
2か月に1回程度なので、単純計算すると年間6回ほど。
年間では3時間程度になります。
私は、このくらいなら無理なく続けられます。
実際に無駄な支出にも気づいた
使い始めた目的は、節約ではありませんでした。
一番の目的は、支出を正確に把握することです。
ただ、費目ごとに支出が見えるようになると、
「食費にこれくらい使っているんだな」
ということも分かるようになりました。
その中で、コンビニでの買い物が多いなど、
「ここは少し使いすぎているな」
と感じる支出もありました。
そうした部分は、その後、食費を少し圧縮するための見直しにも使いました。
家計簿を毎日眺めて節約するのではなく、定期的に実績を見たときに気になるところがあれば直す。
我が家には、このくらいの距離感が合っています。
約4年間、連携が切れた経験はない
家計簿アプリを使ううえで気になる人もいると思うので、連携についても書いておきます。
私が約4年間使ってきた範囲では、銀行口座やクレジットカードとの連携が切れたり、更新できなくなったり、再ログインや再認証が必要になった経験は一度もありません。
これは、あくまで私の利用環境での経験です。
すべての金融機関や利用者で同じとは限りません。
ただ、少なくとも私自身は、連携トラブルが理由で使いにくいと感じたことはありませんでした。
約4年間使っていて、大きな不満も特にありません。
強いて挙げれば、使い始めた頃に自分用の費目分類を整えたことくらいです。
それも、一度設定してしまえば大きな負担ではありませんでした。
約4年間、無料版を使っている
私は現在もマネーフォワード MEの無料版を使っています。
Premiumには加入していません。
2026年9月に公式サイトで確認したところ、無料版は連携できる金融関連サービスが4件までで、過去データの閲覧期間は1年間です。
一方、スタンダードコースでは金融関連サービスの連携数とデータ閲覧期間が無制限になります。
料金や機能は変更される可能性があるため、最新情報は公式サイトで確認してください。
私の場合、約2か月に1回、必要な支出実績をExcelへ転記しています。
そのため、マネーフォワード MEの中で何年分もの支出履歴を振り返る必要がありません。
現在の使い方では、無料版で目的を満たせています。
ただし、これは「誰でも無料版で十分」という意味ではありません。
たとえば、
- 5件以上の金融関連サービスを連携したい
- 1年以上前のデータもアプリ内で確認したい
- Premiumのその他の機能を使いたい
という人なら、有料版を検討する意味があると思います。
私の場合は、マネーフォワード MEを長期データの保管場所にしていないことが大きいです。
必要な実績はExcelへ移す。
だから無料版でも困っていません。
他の家計簿アプリへ乗り換えようと思ったことはない
約4年間使っていますが、他の家計簿アプリへ乗り換えようと比較したことはありません。
現在の運用で目的を満たしているからです。
私はマネーフォワード MEを優秀だと感じています。
ただし、他の家計簿アプリと比較して「一番優れている」と判断したわけではありません。
他サービスを実際に比較していない以上、そこまでは言えません。
今の仕組みで困っていないので、乗り換える理由がない。
これが一番正確です。
マネーフォワード MEだけで家計管理は完結しない
ここは、約4年間使ってきて大切だと感じているところです。
私は、マネーフォワード MEだけで家計管理が完成するとは考えていません。
我が家では役割を分けています。
マネーフォワード ME
=実際に発生した支出を集め、分類して、実績を把握する
Excel
=費目ごとの月額など、必要な実績を残す
ライフプラン
=その実績を使って、将来のお金を考える
という使い分けです。
マネーフォワード MEが将来の教育費や老後資金を決めてくれるわけではありません。
でも、ライフプランを考えるには、
「今の生活に実際いくら使っているのか」
という数字が必要です。
我が家の場合、その基礎データを作る役割をマネーフォワード MEが担っています。
支出を把握できたから、その数字をもとにライフプランシートを作ることができました。
そして、老後・教育費・住宅などについて、家計全体で考えられるようになりました。
ライフプランを作ったことで実際に何が変わったのかは、こちらの記事でまとめています。
なくなると、今の方法では年間支出を把握できない
約4年間使った今、
「マネーフォワード MEがなくても同じことができるか」
と聞かれれば、私の場合は難しいです。
夫婦それぞれがクレジットカードを使っています。
その明細を毎月一つずつ確認する。
何に使った支出なのか判断する。
費目別に分類する。
それをExcelへ積み上げる。
これを手作業で続けるのは、現実的ではありません。
少なくとも今の仕組みのまま、同じ精度で年間支出を把握することはできないと考えています。
だから私にとってマネーフォワード MEは、
家計簿をつけるためのアプリというより、年間支出を把握するための基盤
に近い存在になっています。
4年間使って分かった、我が家にとって一番大きな価値
約4年間使って、一番よかったことは何か。
私は、
夫婦2人分の支出を集約して、家計全体の月間・年間支出を把握できるようになったこと
だと思っています。
節約できたことでも、毎日家計簿を確認できることでもありません。
自分たちが実際にいくら使っているのか。
そこが分かるようになったことです。
支出が分かれば、その数字を使って次の判断ができます。
どれだけ貯蓄できるのか。
投資へいくら回せるのか。
教育費をどう準備するのか。
老後資金をどう積み立てるのか。
住宅にいくら使えるのか。
もちろん、それらの答えをマネーフォワード MEが出してくれるわけではありません。
でも、判断するための実績値を作ることはできます。
我が家では、その役割が約4年間変わっていません。
まとめ|4年間使っても、やっていることはシンプル
現在の我が家の使い方をまとめると、かなりシンプルです。
1.支払いをクレジットカードへ集約する
2.カードをマネーフォワード MEへ連携する
3.支出を自動で蓄積する
4.約2か月に1回、費目ごとの月額を確認する
5.必要な数字だけExcelへ転記する
6.気になる支出があれば、そのとき見直す
これで1回約30分。
私は毎日家計簿を見る必要も、1円単位ですべてをExcelへ入力する必要もなくなりました。
最初に多少の費目設定は必要でしたが、約4年間使っていて大きな不満はありません。
無料版のまま使い続けています。
そして今では、マネーフォワード MEで把握した支出実績が、その後の家計管理やライフプランを考える土台になっています。
家計簿そのものを続けることが目的ではありません。
必要なのは、自分たちが実際にいくら使っているのかを把握し、その数字を次の判断に使える状態にすること。
我が家では、そのための仕組みとしてマネーフォワード MEを使い続けています。
