マンション購入を検討していたとき、住宅ローンの頭金をどこまで入れるかで迷いました。
検討していたのは、6,500万円程度のマンションです。
10%なら約650万円。
我が家の場合、この金額を頭金として出すこと自体は不可能ではありませんでした。頭金を払っても、当面の生活を守るためのお金は残せる見込みでした。
それなら頭金を入れて、少しでも有利な条件で住宅ローンを借りた方がいい。
最初はそう考えていました。
それでも迷ったのは、住宅購入の直後だけを見れば払えても、その先には教育費などの大きな支出が待っていたからです。
住宅ローンの頭金を考えたことで、我が家では「いくら払えるか」だけではなく、払ったあとにどれだけ余裕を残しておきたいのかを考えるようになりました。
6,500万円のマンションなら、頭金10%で約650万円
住宅を探していた頃、6,500万円程度のマンションも検討していました。
仮に10%を頭金として入れるなら約650万円です。
もちろん、このほかにも住宅購入には諸費用がかかります。
それでも当時の我が家では、10%程度の頭金を用意すること自体は可能だと考えていました。
頭金を払っても生活防衛資金は残せる想定でした。
だからこそ迷いました。
明らかに払えない金額なら、そもそも悩む必要はありません。
「払おうと思えば払える」という状態だったから、頭金を入れるメリットと、現金を残す意味の両方を考える必要がありました。
金利条件が良くなるなら、頭金を入れたいと考えていた
私は、「金利が0.1%下がるなら頭金を入れる」「0.2%なら入れる」といった基準を決めていたわけではありません。
資金に十分な余裕があるのであれば、少しでも低い金利で借りられる方がいいと考えていました。
住宅ローンは借入額が大きく、返済期間も長くなります。
同じ家を買うのであれば、借入額を減らしたり、より低い金利条件を選べたりすることにはメリットがあります。
実際、住宅ローンによっては頭金の割合が金利条件に影響する場合があります。
たとえばフラット35では、融資率が9割以下か9割を超えるかなどによって借入金利が異なります(住宅金融支援機構、2026年8月31日確認)。これは商品ごとの一例です。
ただし、これはすべての住宅ローンに共通するわけではありません。
金融機関や住宅ローン商品によって条件は異なるため、「頭金を10%入れれば必ず金利が下がる」と考えない方がいいと思います。
生活防衛資金が残るなら大丈夫、とは思えなかった
我が家の場合、約650万円の頭金を入れても、生活防衛資金は残せる見込みでした。
それでも気になったのが、その先のお金です。
特に大きかったのが教育費でした。
住宅を購入したあとも、生活は続きます。
子どもの成長に伴って教育費が増える可能性がありますし、住宅を所有すれば住宅ローン以外にも支出があります。
「頭金を払った翌日にも十分なお金がある」
というだけで、我が家にとって安全とは言い切れませんでした。
数年後、十数年後まで考えたときに、住宅購入時に現金を使いすぎることへの不安がありました。
ここで初めて、
頭金を払えるかどうかと、頭金を払っても大丈夫かどうかは別の話なのではないか
と考えるようになりました。
頭金を減らせばいい、という結論でもない
一方で、「それなら頭金はできるだけ少なくすればいい」と考えたわけでもありません。
頭金を増やせば借入額は小さくなります。
住宅ローンによっては、頭金の割合によって金利条件が変わる場合もあります。
私自身、十分な現金を残せるのであれば、頭金を入れて住宅ローンの条件を良くしたいという考えは今も変わりません。
問題は、頭金を多くすることでも少なくすることでもなく、
住宅購入後に必要になるお金まで含めて、それでも余裕があるか
でした。
我が家の場合、その判断に教育費が大きく影響しました。
住宅価格と頭金は別々に考えられなかった
さらに考えていくと、頭金だけを切り離して判断することにも無理がありました。
たとえば同じ650万円の頭金でも、
4,000万円の住宅を買う場合と、6,500万円の住宅を買う場合では、その後の住宅ローン返済額が違います。
頭金を払ったあとに現金が残っていたとしても、毎月の返済によって家計の余裕がなくなれば意味がありません。
そこで我が家では、
- 住宅価格はいくらまでなら無理がないか
- 頭金をいくら入れるか
- 住宅ローンをいくら借りるか
- 毎月いくら返済するか
- 教育費や老後資金を準備できるか
を一緒に考えるようになりました。
「頭金10%を用意できるから、この住宅を買える」という順番ではなく、家計全体から住宅に使えるお金を考える必要があると感じました。
最終的に我が家は、住宅購入自体を見送ることにしました。頭金を払った直後の現金だけでなく、教育費などを含む長期の家計も確認した経緯は、6500万円のマンションが欲しかった我が家が、ライフプランで購入を見送った理由にまとめています。
住宅ローンの金利も実際に比較した
頭金を考えるうえで、もう一つ分からなかったのが住宅ローンの金利です。
どの銀行を選ぶのか。
頭金をどこまで入れるのか。
その条件で実際にどの程度の金利になるのか。
住宅を探し始めた当初は、ネットで住宅ローンの金利を見ながら比較していました。
ただ、表示されている金利だけを見ても、自分の場合にどの条件が適用されるのか分かりにくいと感じました。
そこで私は、住宅ローン比較サービスのモゲチェックで診断もしてみました。
私はモゲチェックで診断まで行い、住宅ローンの申込み・借入はしていません。
それでも、住宅ローンを比較するときに「どの銀行にどんな選択肢があるのか」を整理する材料の一つにはなりました。
頭金で迷って分かったのは、「今払えるか」だけでは足りないこと
我が家は、6,500万円程度のマンションを検討したとき、10%程度の頭金を出すこと自体は可能でした。
頭金を入れても生活防衛資金は残せる見込みでしたし、十分な余裕があるのであれば、少しでも有利な金利条件で借りたいとも考えていました。
それでも迷ったのは、その先に教育費などの支出があるからです。
最終的に重要だと感じたのは、
頭金をいくら用意できるかではなく、頭金を払ったあとも家計全体に余裕を残せるか
ということでした。
頭金を多く入れる方がいい家庭もあれば、現金を多めに残した方が安心できる家庭もあると思います。
住宅価格、借入額、金利、毎月の返済、そしてこれから必要になるお金。
我が家では、それらを一緒に考えることで、ようやく頭金をどう考えればいいのかが見えてきました。
※住宅ローンの金利や融資条件は金融機関・商品・申込者の条件などによって異なります。実際に住宅ローンを検討する際は、各金融機関等の最新情報をご確認ください。
